モニーク・キャノン

モニーク・キャノン

1966年
10月27日生まれ ニューサウスウェールズ州出身
1987年
グラフィックデザインスクールを卒業
チョークアートの原型を考案
1990年
クイーンズランド州に移住
チョークアートの技法を確立し、受注・制作を行う事業を開始
2000年
ゴールドコーストに自身の学校「モニークチョークアートスタディ」を開校。受注・制作と平行して後進の指導にもあたる。
2003年
KLDA社(オーストラリアの大手雑貨ブランド)とライセンス契約
http://www.kellylaneart.com/
100以上の作品を制作、提供。
2007年
Splosh社(オーストラリアの大手雑貨ブランド)とライセンス契約
http://www.splosh.com.au/
作品を制作、提供中。

シドニーのデザインスクールを卒業したモニークは、自分にしか創る事の出来ない「オリジナルアート」の技法を模索していました。
まずは創作活動をしながらウエイトレスをして働く事に決め、レストランでアルバイトをはじめます。

ある日、店のオーナーはモニークが履歴書の特技欄にデザインと書いていたのを見つけ、「看板のデザインを考えてくれないか?」と依頼してきました。

はい、とその場で返事はしたものの、全く良いデザインが思い浮かばずなかなか手をつけられません。「デザイン持って来た?」「家に忘れた。」「持ってきた?」「忘れた。」の繰り返しです。

数日たった雨の日も、いつものように「持ってきた?」と聞かれ、いつものように「忘れた」と答えました。ところがこの日は「じゃあ今すぐ帰って取ってきてくれ」と言われてしまいます。

ついに逃げ場がなくなったモニーク。しかしこの状況になってやっとアイデアが浮かび、帰り道にデッサンを決め、家に戻るとすぐにブラックボードとパステルで原画を描き、すぐ店に戻りました。

オーナーに見せるとデザインは大変好評で、さっそく店に掲出する作業に取り掛かります。これをきっかけに絵の評判はオーナーやお客さんを中心に口コミで広がっていき、モニークの元には看板やメニューボードを描いてくれという注文が届くようになりました。

やがて街のいたるところでモニークの作品を見かけるようになった頃、ブラックボードにオイルパステルで描く彼女のオリジナルアートは、「チョークアート」と呼ばれるようになりました。